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おいしい時間

四万十川

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日本一暑い町「江川崎」に到着した。
と云うのも今年の8月12日に41.0度を観測して堂々のナンバーワンに輝いたそうです。
喜ばしいのかな?なにはともあれ日本一は良いことだ。
(2007に記録した岐阜県 多治見市、埼玉県 熊谷市の40.9を更新)


軽やかに下り調子の道を行くと風が心地よく前日の蒸し暑さが嘘のようだ。
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この山谷の先に河が見えるのだろうか?
期待で心臓の鼓動が早くなった気がした。
走り始めて遠目に見える四万十川。その全貌を早く見たい。
川沿いを着かず離れずじらすように(笑)



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赤い橋の所まで走ると開けた視界に目を見張った。
これが四万十川なんだと実感する。いや感動した!
長年の夢が叶ったのですから。
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その赤い橋のたもとに食堂がある。
当初の目的であるお店は午後2時までなのでここ岩城食堂さんで頂くことにしました。
鮎もうなぎも有りましたがもっとレアな逸品を見付けた。




ゴリ丼である。こんなのここでしか食べれないと思いリアクションで喰いついてしまった(笑)
決してゴリ○の丼ではありません。当然です!(笑)
では何ぞや?と云う人の為に少し解説しますとハゼ科の小さな淡水魚です。
四万十の名物で佃煮などで食すのが一般的でしょうか。
鮴(ごり)
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見ためは玉丼ですが食べ進むと沢山の鮴が出現。
濃い味のつゆで美味しく戴いた。臭みなどありません。
このお店で美味しいのは料理だけではなかった。
窓越しに見える四万十の河がおいしい。
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絶景であります。素晴らしいではありませんか。
この景観を味わえたのだから大幅にロスタイムした事も帳消しだ。(笑)

などと自己満足に満たされて店をでると、空が鉛色の雲に覆われはじめた。
小さな雨粒が頰を濡らす。
次第に雨脚が強くなり夕立ちか山間部特有の気候の変化なんでしょう。
幸いR441は山裾を縫うように走るので、樹木に雨は遮られずぶ濡れになる程でもなかった。





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次の目的地の岩間沈下橋までのルートを岩崎食堂の女将さんが丁寧に教えてくれたのもあって、それだと直ぐにわかった。
さっき見た小学生グループが操るカヤックが軽トラで搬出されている。
欄干が無いのと幅が狭いので恐い。まして川幅があるからけっこうな距離です。
それが楽しいのですよ。
河原に降りて平たい石をツンツン投げたかったが諦めることにする。
だって早く中村まで辿り着かないと夕闇に包まれてしまうから。

3時間のロスは実はここに影響してしまった。
黒尊川の河原でコーヒーを飲むのを諦めるのは辛かった。
この雨に遭遇することもなかっただろう。





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岩間沈下橋を望むビューポイントです。
雨に霞む四万十川も美しい。





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ひとつ山を越えると路面すら濡れてない。
しかしホテルまで30km近くあるので夕陽の加減からすると、ナイトポタリング決定である。





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暗い夜道、山間部のトンネルは恐ろしい。
幸い新しく明るいから助かった。なにがたすかる?(笑)





大きな失敗で四万十で遊ぶ時間が半減した。
しかし思い出深い旅であることに違いない。
逸れた道も楽しいと思うことにしよう。
決して負け惜しみではない。
私が歩く道は私しか歩けない。走れない。
次の新しい道に出会うために。













今回を教訓に学習しなくては。
良い教訓になりました。電車の時刻表を買うぞ!(笑)

by tipo-27 | 2013-10-09 00:01 | 自転車