あなたは8ラーを知ってますか
金沢で豪華な海鮮料理を戴く予定はありません。
私はゲンジさんと同じ「Bセット塩ラーメン」ミニチャーハン付きの¥885 koro156さんは味噌ラーメンと餃子とライス付きをチョイス。 8と書かれたナルトが印象的です。
平打ちのような縮れ麺でキャベツなどは入った野菜ラーメンだと判明した。(見ためは長崎チャンポンのようですがゲソとか魚介類はなしで味も別物)
一言で云うと滋味で優しいお味です。 昨今の濃い味のラーメンが苦手なので私は旨い!と叫びそうになる。この味なら飽きずに何年も通い続けることが出来ると思ったら、妙に安心した。
余談ですが金沢市街にあった路面に描かれた自転車のサインは前カゴつきでした!
時刻も午後1時。目指すは小松の根上キャンプ場です。
自転車の旅だからとも云えますが、その価値観はご当地グルメにあるのです。
その土地に行かないと分からない風を感じたい。
方言にふれたり、地元の方が愛する食べ方や製法がとても面白いのです。
B級グルメと称されるカテゴリーではありますが、知名度はダントツなお店は見聞きするのですが、それがご当地でポピュラーかといえば意外に地元でも特別だったりするのです。全国区になると興味が半減する私です。
そう地元の方が愛する味にふれたい。
このツーリング前は金沢名物はいっぱい有れど「ハントンライス」で決まっていたんです。お店も決まってたのですが先のお茶で早朝からの移動の疲れが癒され、旅の高揚感と相まり麻痺したのかも知れない。
ハントンライスを今回は見送ることに異論なし(笑)
生臭さで悩まされた「どじょう蒲焼き」の効果だと云おう。
金沢市街を軽快に自転車で走る。知らない土地を走る快感は特別なご馳走です。
しかし、金沢市街ぬけ加賀方面に向かうも、15分も自転車で走ると田園風景が広がる。
犀川の土手を行く。
小京都といわれる所以とは少し違うのですが、京都と同様に少し走ると自然豊かな風景が広る。
それは食事が出来る条件が激減したことを意味していた。
すると、とたんに空腹感に襲われた。
たえず私とkoro156さんに気遣ってくれココは?この店は?この先は何も無いよと。
私もkoro156さんも出会いやタイミングを期待することの出来る大人です。
ここは我慢のしどころ。
しかし…
徐々に「どじょう効果」が失われていった。
すると…
あっ!ゲンジさんが叫んだ
我ら2人んっ?
8ラー!
えっ??
それが「8番らーめん」
偶然にも御影店の看板をゲンジさんが見付けたのです。
今回のご当地グルメでは三日目に予定してくれてたので前倒しする結果。
途中で空腹に負けそうになり、何の脈絡もない普通の中華屋に入るのを止めて良かった!
それにしても何がどう云う理由でソウルフードなのかゲンジさんに訪ねたら、子供の頃から食べてるらしい。
彼が子供の頃だと云うのだから数十年を経ても変らぬ味ということでしょう。
例えば新規のラーメン屋が開店して食べても直ぐに8ラーに回帰するとのこと。
そして北陸にはかなりの店舗があるらしく、昼夕にもなるとどの店舗でも待ち時間が発生するほどの人気なのだと知った。
運良くカウンター席に座れたのですが、あっと云う間に店内の待ち合いスペースが満杯になった。なるほど。
by tipo-27
| 2015-06-06 02:40
| 自転車