たけのこ街道
2013 4/28
ゴールデンウィーク前半の28日のこと。
西国街道を巡るコースを走る。
JR高槻駅に集合し西国街道を辿り洛西から嵐山を経て東寺まで行く。
と云うのが本来の歴史的見地から見ると限りなく正当なルートなのかも知れない。
事実、街道の要所をトレースしながらスルーする。
えっ?
スルー?なんで?と思われることでしょう!
それは歴史解説員のゲンジ〜さんが不在なので「ちょっと待ってコールと歴史的解説」が期待出来ないからです。
(解説がないと楽しめないある意味歴史バカな私)
今回のコースはSヤンが厳選したルートではありますが、ゲンジ〜さんが不在の今、大幅にルート修正を施してくれた訳です。
画して我らの西国街道をめぐる冒険の始まりだ!
JR高槻駅を後にして市街地を程なく走るとサントリー山崎蒸溜所に着いた。工場見学と試飲も無料で楽しめるようですが、なんせスタートしたばかりなのでここをスルーすることは大人の遠足としても重要な決断です。
ここから程近い所に「ねじりまんぽ」と云うレアなスポットがあり、ここの楽しさは尋常でないレベル。「タモリ俱楽部」で紹介されてもいいくらいだ(笑)
JRの架線を人ひとり潜るのが精一杯なトンネル。自転車でくぐる楽しさは通ったことがない人には理解し難いかも。地元民の生活道であり自転車的な楽しさを存分に発揮してくれてます。
そして一路、長岡天満宮を目指す。
この日は晴天、青い空の下を走る。人通りが増す池の辺りを行くと。
キリシマツツジの紅がまばゆいばかりに。
正に満開である。一輪の花弁を散らすことなく。
感動は連鎖反応するのですか?そう云わずにいられない。
トンネルをくぐると別世界があった。
紅の高揚を抱いたままペダルを踏む。
信号待ち、日本が誇る世界の村田製作所をチラ見しながら明日の日本について考える。
決して笑える状況ではないが次の世代の為に笑顔を忘れてはいけない。
すくなくとも私は笑って走ろう。あぶない人?
しばらく行くと鬱蒼と茂る竹薮の中を走る。竹薮の木漏れ日も良いもんだね。
笹吹雪が美しい。
竹の紅葉(落葉)は春だとSヤンが教えてくれた。
「洛西竹林公園」
地味な竹で戦うのか!そう叫びたくなる施設なのですが近隣の竹の子農家を想うと簡単に否定することは控えよう。バブル期の産物はどれもモンスターです。
竹の子は美味い。それで完結でしょう。
整備された竹林公園を走るといつの間にやら竹の子農家の山に分け入っていた。
これがとても美しいのである。
京都人の美意識のたわものでしょう。林道に柵が延々と立てられていた。
観光と生活を分け隔てない文化的な志を感じる。
ここからが我らの西国洛西ポタリングの始まりだ!
農家の人に声を掛け竹の子を買い譲って頂く。
今年は不作だと肩を落としながらも笑顔で譲ってくれました。
「持ち帰るために買った訳ではないのよね!」
Sヤンの瞳が輝いたのを私は見落とすハズもなく。
彼はJETBOILで茹で始めた!
「タケノコ畑でタケノコを喰う」
竹の子は茹で加工するまでの鮮度が命である。掘り採ってから茹でるまで早い方が美味しいのです。
今回は最高レベルでしょう。
私も何時もの如く棒ラーの支度をしながら竹の子を茹でるSヤンを注視した。
山形産牛使用の高級コンビーフをどうすんの?
程よく茹であがった筍に上品な脂が旨いコンビーフ。ブラックペッパーとコンビーフの塩味。
贅沢だ。なんて旨いんだ。
竹の子畑で筍を頂く幸福をあなたにもわけてあげたい(笑)
新緑の美しい寺院にて休憩する。観光客は殆どいないけど寂びれ方が良いと思うのは私だけかな?
緩やかな石段が遠くまで続く。長い参道の朽ち方が素敵だ。
松尾天満宮だとか有名ポイントをスルー!(笑)
目指すは嵐山である。
ほとんどプライベートなポイントまで走り珈琲を淹れる。
車両は入れず徒歩でここまで来る観光客は少ない。
ここまで来る人が少なからず外国人の割合が高いのが面白い。
日本人は渡月橋で溢れているのに。
オープンカフェ日和
一応、渡月橋を背に観光ショットを頂きます。
嵐山をあとにし本日のポタリングはフィナーレを。
キンシ正宗さんで小休止。
キンシ正宗さんの井戸水を試飲させてもらって驚いた。
柔らかくて優しい。京都の酒どころは伏見ですがキンシ正宗さんの広報氏は神戸の灘と比較してたのが興味深い。ここの軟水の井戸水の優しい口当たりが女酒といい、灘の酒が硬水で男酒と表現された。
やさしく美味しい井戸水なのは確かだ。
余談ですが私の住む町も酒どころなんですよ。西灘と称される地域です。
そしてグランドフィーナーレはここで。
エビスバー京都ヨドバシ店
JR京都駅が真ん前なのは有り難い!
這ってでも帰れる距離ですよ。
乾杯とともに心地よい安堵感に包まれる。
今回の「おとなの遠足」は二部構成でしたね。
「西国街道」は「たけのこ街道」だと位置付けしましょう。
こうしてる今も歴史なんだと考えると楽しいでしょう?!
ありがとうSヤン♫
ゴールデンウィーク前半の28日のこと。
西国街道を巡るコースを走る。
JR高槻駅に集合し西国街道を辿り洛西から嵐山を経て東寺まで行く。
と云うのが本来の歴史的見地から見ると限りなく正当なルートなのかも知れない。
事実、街道の要所をトレースしながらスルーする。
えっ?
スルー?なんで?と思われることでしょう!
それは歴史解説員のゲンジ〜さんが不在なので「ちょっと待ってコールと歴史的解説」が期待出来ないからです。
(解説がないと楽しめないある意味歴史バカな私)
今回のコースはSヤンが厳選したルートではありますが、ゲンジ〜さんが不在の今、大幅にルート修正を施してくれた訳です。
画して我らの西国街道をめぐる冒険の始まりだ!
JR高槻駅を後にして市街地を程なく走るとサントリー山崎蒸溜所に着いた。工場見学と試飲も無料で楽しめるようですが、なんせスタートしたばかりなのでここをスルーすることは大人の遠足としても重要な決断です。
ここから程近い所に「ねじりまんぽ」と云うレアなスポットがあり、ここの楽しさは尋常でないレベル。「タモリ俱楽部」で紹介されてもいいくらいだ(笑)
JRの架線を人ひとり潜るのが精一杯なトンネル。自転車でくぐる楽しさは通ったことがない人には理解し難いかも。地元民の生活道であり自転車的な楽しさを存分に発揮してくれてます。
そして一路、長岡天満宮を目指す。
この日は晴天、青い空の下を走る。人通りが増す池の辺りを行くと。
キリシマツツジの紅がまばゆいばかりに。
正に満開である。一輪の花弁を散らすことなく。
感動は連鎖反応するのですか?そう云わずにいられない。
トンネルをくぐると別世界があった。
紅の高揚を抱いたままペダルを踏む。
信号待ち、日本が誇る世界の村田製作所をチラ見しながら明日の日本について考える。
決して笑える状況ではないが次の世代の為に笑顔を忘れてはいけない。
すくなくとも私は笑って走ろう。あぶない人?
しばらく行くと鬱蒼と茂る竹薮の中を走る。竹薮の木漏れ日も良いもんだね。
笹吹雪が美しい。
竹の紅葉(落葉)は春だとSヤンが教えてくれた。
「洛西竹林公園」
地味な竹で戦うのか!そう叫びたくなる施設なのですが近隣の竹の子農家を想うと簡単に否定することは控えよう。バブル期の産物はどれもモンスターです。
竹の子は美味い。それで完結でしょう。
整備された竹林公園を走るといつの間にやら竹の子農家の山に分け入っていた。
これがとても美しいのである。
京都人の美意識のたわものでしょう。林道に柵が延々と立てられていた。
観光と生活を分け隔てない文化的な志を感じる。
ここからが我らの西国洛西ポタリングの始まりだ!
農家の人に声を掛け竹の子を買い譲って頂く。
今年は不作だと肩を落としながらも笑顔で譲ってくれました。
「持ち帰るために買った訳ではないのよね!」
Sヤンの瞳が輝いたのを私は見落とすハズもなく。
彼はJETBOILで茹で始めた!
「タケノコ畑でタケノコを喰う」
竹の子は茹で加工するまでの鮮度が命である。掘り採ってから茹でるまで早い方が美味しいのです。
今回は最高レベルでしょう。
私も何時もの如く棒ラーの支度をしながら竹の子を茹でるSヤンを注視した。
山形産牛使用の高級コンビーフをどうすんの?
程よく茹であがった筍に上品な脂が旨いコンビーフ。ブラックペッパーとコンビーフの塩味。
贅沢だ。なんて旨いんだ。
竹の子畑で筍を頂く幸福をあなたにもわけてあげたい(笑)
新緑の美しい寺院にて休憩する。観光客は殆どいないけど寂びれ方が良いと思うのは私だけかな?
緩やかな石段が遠くまで続く。長い参道の朽ち方が素敵だ。
松尾天満宮だとか有名ポイントをスルー!(笑)
目指すは嵐山である。
ほとんどプライベートなポイントまで走り珈琲を淹れる。
車両は入れず徒歩でここまで来る観光客は少ない。
ここまで来る人が少なからず外国人の割合が高いのが面白い。
日本人は渡月橋で溢れているのに。
オープンカフェ日和
一応、渡月橋を背に観光ショットを頂きます。
嵐山をあとにし本日のポタリングはフィナーレを。
キンシ正宗さんで小休止。
キンシ正宗さんの井戸水を試飲させてもらって驚いた。
柔らかくて優しい。京都の酒どころは伏見ですがキンシ正宗さんの広報氏は神戸の灘と比較してたのが興味深い。ここの軟水の井戸水の優しい口当たりが女酒といい、灘の酒が硬水で男酒と表現された。
やさしく美味しい井戸水なのは確かだ。
余談ですが私の住む町も酒どころなんですよ。西灘と称される地域です。
そしてグランドフィーナーレはここで。
エビスバー京都ヨドバシ店
JR京都駅が真ん前なのは有り難い!
這ってでも帰れる距離ですよ。
乾杯とともに心地よい安堵感に包まれる。
今回の「おとなの遠足」は二部構成でしたね。
「西国街道」は「たけのこ街道」だと位置付けしましょう。
こうしてる今も歴史なんだと考えると楽しいでしょう?!
ありがとうSヤン♫
by tipo-27
| 2013-05-06 23:46
| 自転車